RSIの底値判定は20に着目する

【実践テクニカル】RSIの底値判定は20に着目する

今回はRSIを実践で使うためのポイントです。

RSIとは上昇と下落の全ての「値幅」に対して、上昇の「値幅」の割合を%で表した指標です。オシレーターの中でもおそらくん最もメジャーで見られている指標です。一般的には30%以下で売られすぎ、80%以上で買われすぎと判断すると言われていますが、実際このとおりに売買しても損失が増えるだけです。

RSIが30%以下になったからといっても、株価はそのまま下落することは多く、70%以上になったからといっても、そこから上昇することは頻繁に起こります。ではどうするかというと、RSIの値が20%の異常値になったところで着目し、その後の動きを観察しながら底値を捉えていくという方法をとります。

株価が下がってきた場合に、移動平均線は下向きとなって下降トレンドになりますが、その際にRSIも下落していきます。その後RSIが30%割り込んで20%まで下がってきたのを確認します。重要なのは、株価が最安値を割り込まなくなり、RSIが上昇し始めたのを確認することです。そのパターンが確認できれば、ほぼ底打ちが完了したと判定できます。

RSIに補足してみると良いのは短期移動平均線です。5日や10日の移動平均線を株価が超え始めると底値固めの動きに入っていくシグナルになります。短期移動平均線を超えてくれば、目先では買いが優勢となっており、空売りの買い戻しによる押上効果も期待できます。

以上をまとめますと、

①RSIが20になったら着目する

②RSIが上昇し始めるのを確認する

③株価が短期移動平均線を超えてきたのを確認する

これらのポイントを押さえておけば高い角度で底値を掴めるようになります。それではご覧いただきまして、ありがとうございました。